楊式太極拳で始まった一年がまもなく幕を閉じようとしている。
今年はあまりにもいろんなことがあった。
自分自身のこと
サークルのこと
恐らく自分が本気なのか徹底的に試されたのだろう。
一月 弟子のこと
二月 発表会メンバーの故障
三月 参加者急減
四月 運営危機
五月 武術の転機
六月 競技のこと
七月 記録更新成らず
八月 森ノ宮スタジオの契約解除
九月 伝統への想い
十月 不休の日々
十一月 精神力との戦い
十二月 新たなる挑戦
悪いことばかりではない。
嬉しいこと、楽しいこと、良いこともたくさんあった。
しかし、悪いことは自分自身を強くする。
かつて私が過去味わったことのないほど自信喪失したのは
慢心によるもの。
慢心が一番恐ろしい。
だから悪いことは自分にとって最高の贈り物なのかもしれない。
実は今の私は武術以外に鍛えなくてはいけないことがある。
誰も信じてくれないのだが、
人前に立つこと。
過去、数多くの舞台に立ち、司会や講演等も行ってきた私だが
ある事件を境に完全に自信を失ってしまった。
その後は人と会うことを避け、長期間引き籠ることに。
このことがまだ克服できていない。
来年の目標は未来ではなく過去の自分を取り戻すこと。
本来の自分を取り戻すこと。
そのような気持ちもあり
今日は楊式太極拳を30分以上かけて練ってみた。
こんなにゆっくりと套路に集中できたのはどれぐらいぶりだろうか。
今年もあと2日。
今年一年を振り返り、
来年に向け過去の自分を取り戻し、
そして、新しいことにも挑戦していきたい。