答えはただひとつ。
自分の可能性を知りたいから。
人に評価されるために練習するのではない。
自分を磨きたいから。
自分を知りたいから。
自分で認められる自分になりたいから。
自分自身に驚きたいから。
自分に起きる奇跡を見たいから。
正直言えば気がすすまないのだが、今年の夏2つの大会出場を控えている。
そしてそのための練習を今年の2月から始めている。
毎日ではないが、常に意識しているし、
時期が迫ってくるごとに怠けたい自分に鞭を打って練習をしている。
先程も言ったように人に評価されたいからではない。
自分で納得のいく演武をしたいから。
それなら大会に出る必要はないのでは?
と思われるかもしれないが、
試験や大会に挑戦することは、すべきことが明確になるし、
期限も決まっている。
先送りできないのだ。
人間と言うのは怠けられるのなら怠けたい生き物。
面倒くさいことは先送りにしたい。
しかし期限が決まっていればせざるを得ない。
だからこのような機会を作って頂いた主催者には感謝を述べたい。
今年のテーマは「自分らしく」
自分に嘘をつかず、自分のやりたい武術を行う。
自分が生涯かけて向かおうとしている方向から反れることのない演武を行いたいと思っている。
時代は追うものではなく作り出すもの。
誰かが始めなければ時代を変えることなどできない。
私にそれだけの力があるとは到底思わないが、
少なくとも私は時代を変える側でありたい。
武術は体を鍛え健康をもたらすもの。
決してその逆であってはならない。
非力ながらもこれからもそれを証明していきたいと思う。