2017年5月30日火曜日

その場で言えない理由

私は稽古中に説教したり叱り飛ばしたりすることはありません。
その理由は空気を大切にしたいからです。

「何故その時に言ってくれなかったのですか?」
と言われたこと、今までに何度かありました。

逆にお尋ねしたいです。
「なぜその時に言えると思うのですか?」と。

私にとって稽古はライブなのです。
本番なのです。

教室に入ったらスイッチを入れ、
自宅に帰ったらスイッチを切り
そして充電します。

私にとって教室は教える場ではなく、パワーを与える場だと思っています。

ライブは元気を与えてくれます。
癒しを与えてくれます。

それを私は太極拳というジャンルの中で行っています。

ライブの最中に叱ったり、説教したりしません。
それは結婚式の最中、お葬式の最中、生放送出演中
私にとってはこれらと状況は変わらないのです。

良くなかった点や反省すべき点は終わってからするものです。

恋愛ならばその場で思っていることを伝えてその場で解決すべきでしょう。
しかしそれとは状況が違うのです。

私の会には現在80人ぐらいの会員が在籍しています。
自由参加制だけあり、皆さんお勤めしている方がほとんどで
一度に全員集まれることはありません。
会社ではないので定刻に全員揃うことはないのです。

だから、改善すべき点や反省すべき点はメールでしかお伝えすることができないのです。
それに対し何か思うことがあれば返信メールで受け付けているし
その意見が良い未来につながると思う事であればすぐさま反映させます。

その点どうか理解して欲しいと思います。

「教室の雰囲気を大切に」

これが私が最も重視することです。