今日は、ブログを通じて知り合った北京大学の老師を訪れ、始めて通背拳というものを教わった。
なんでもお父様がジェット・リーの師匠で、あらゆる中国武術に精通しておられる。
とにかく、とても元気な先生で一緒に居るだけでもいっぱいパワーをもらえた。
通背拳の手を大きく振り回す動作はとても豪快で、今まで携わってきた中国武術にはない動きだけにとても新鮮だった。
私は手が長すぎるのが悩みだったが、逆にいえば通背拳にはうってつけだ。
手長猿の動きを真似た拳法だが、そういえば、子供の頃友達に手長猿とからかわれたような気も。。
ひとまず老師に手本を見せてもらうのだが、あまりにも動きが早く手がどう動いているのか全く見えない。
近づいたらえらいことだ。
実際にハンドミットを使って、老師に打ってもらったら、物凄い音と共にとてつもない衝撃が走った。
こんなもん当たったらとてもじゃないがタタじゃすまない。
とにかく、手が伸びきるところまで伸ばして大きく豪快に振り回す。
その遠心力が威力になるわけだ。
もしこれを受けようとしたら、受ける手が大変なことになると思う。
最初は、自分の腿や腕、肩にパンパン当てて練習するのだが、お蔭でアチコチ真っ赤っかに。
それにパンチと違って、手の甲全体を使うので、拳よりはるかにヒットする面積が広い。
その上遠心力が働いているから威力が大きいとのこと。
因みに、腕を大きく振り回すので肩こり解消にとても良さそうだ。
実際、繰り返し練習していると肩がどんどん軽くなった。
準備運動としてもいいのでは?と思ったほどだ。
今年中に型を習得し、来年の伝統拳大会ではこの通背拳で出場してみようと思った。