2013年9月6日金曜日

サークルの楽しみ方

私は自分の最も好きな楊式太極拳を仲間と共有したくて今年の4月にサークルを立ち上げた。
そのサークルには私なりに様々な想いがある。

今までいくつかの教室で学んで良かったこと、逆にやりたくても出来なかったこと。
これらの想いを全部サークルで叶えたいと思った。

まず一番に、元気のいいサークルにしたいと思った。
シーンとした空気では気分が萎縮してしまう。
気分が委縮すると筋肉も委縮する。
すると体が固くなり気の巡りも悪くなる。
だから、楽しい雰囲気になるよう出来る限り努めている。

だからといって、会員さんに「元気を出せ!」というのはおかしい。
元気というのは強制するものではなく与えるものだ。
だから、私が一番元気でなくてはならないし、元気を与える立場でなくてはならない。
そのために目標を立て練習に励んだり、不摂生を避けたり、栄養にもかなり気を使っている。

だが、気分的にどうしても元気の出ない時だってある。
そういう時は極力親身になって話を聞いてあげようと思っている。

それに、私は会員同士、生徒同士のコミュニケーションを推奨している。
個人レッスン時間での私語も大歓迎。(笑)
かといって世間話は控えて欲しい。(笑)

いわゆる、お互いに太極拳の上達に役立つようなコミュニケーションをばんばんやって欲しいと思っている。
道場によっては私語禁止、生徒間で教え合うことを禁止するというところも少なくないようだが、
私は大歓迎だ。

そもそも教えようとすることはリーダーになるための第一歩だ。
仮に気付かず間違ったことを教えてしまっても、後で気づけばOKだと思っている。
一番いけないのは間違っていると解っていながら、強引に押し付けてしまうパターンだ。
これは良くない。
私はもちろん、会員の皆さんも素直な気持ちで、人と接して欲しいと思う。

失敗したら、失敗した。
間違ったら、間違った。
そう言えばいい。
誤魔化すのが一番よくない。

ただ、楽しいだけではいけないと思う。
言うべきことはきちんと言わなくてはいけないと思うし、
礼儀作法やマナーなどで間違ったことをしていれば私は出来る限りその場で指摘するようにしている。

例えば遊園地で乗り物に乗る時も順番を抜かさないできちんと最後列に並ぶ。
こういうマナーをきちんと守ってこそ全員が楽しめるのだと思う。

楽しくやることはとても大事。
楽しくやれば丹田も動く。
丹田が動けば自ずと丹田から動く本来の太極拳になる。

だからは初めと最後の挨拶はとても大事。
「こんにちは!」とか「宜しくお願いします!」と大きな声で言えば、自分自身に気持ちが入る。
蚊の鳴くような声で挨拶して、「よっしゃ!」という気分になるだろうか?

挨拶は相手に対してするだけのものではなく、自分自身へ気を封入するための行いだ。
そして、最後も元気よく。「ありがとうございました!」
大きな声で言えば、「いい練習だった」「また来週も頑張ろう」というふうになるはず。
これも蚊の鳴くような声で言えば、「ああ、疲れた・・」で終わってしまうのではなかろうか?(笑)

ちょっとしたことなんだが、挨拶の威力は絶大だ。
そもそも言葉には魔力があるのだ。(成功哲学では有名なこと)

とにかく楽しむ。
どんどん楽しむ。
楽しくやれば上達だって早いし、何よりどんどん健康になる。

私は武術のレパートリーも少ないし、
難しい組手も出来ない、
はたまた世界チャンピオンのような華麗な演武もできない。

だけど、楽しむことに関しては誰にも負けないし、このサークルを世界一楽しいサークルにしたいと思っている。
是非ご協力願いたいです。