2013年9月8日日曜日

型ギライ、立禅ズキに?

最近、型をするのが嫌いになってきた。
自主練をしている時も、ついつい一番後回しにしてしまう。
以前は立禅や基本功より、型を行うのが大好きだった。

なぜだろう?と考えてみた。
そして答えが出た。

型のクオリティ(功夫)をもっともっとあげようとしているからだ。

やれどもやれどもしっくりこない太極拳。
型ばかり通していても、しっくりこないところは何年やってもしっくりこない。

具体的にいえば単鞭(たんべん)
これは10年経った今でもぜんぜん納得できない。
腹立つから自分で自分をしばきたくなる。(笑)

あとは楼膝拗歩(ろうしつようほ)もそう。

演武に風格のある先生は、起勢からしてぜんぜん違う。
手をすぅ~っと上げた瞬間、うわぁ~~っと丹田が動き出すのが見えるし
同時に、ぶわぁ~~~っと波動が広がる。(笑)

多分、私はここに行きたいんだと思う。

私は基本的に本能や直感に従うところがあるので
やりたくないことを無理やりはしない。

それより基本功をしているのがとても楽しい。
ずっとでもやっていたくなる。
舟にのって波に揺られているようだ。
もしかしたらその様や効能はパワーヨガと似ているのかもしれない。

そして立禅。
これをしっかりやると型を行った時の安定感がまるで違う。
逆にこれを端折ると10年経った今でもフラつく。

だから立禅を飛ばして型を行うことができない体になってしまった。(笑)

陳式太極拳にしても、なかなか歩形が決まらない理由がわかってきた。
陳式の足が出来てないからだ。
土台がしっかりしていないから、尻が突き出て背中が反り返ってしまう。
要するに尻でバランスを取ろうとしてしまっているのだと思った。

尻はやじろべえのおもりではない。(笑)

土台をしっかりつくろう。

そうするとおのずと、体が立禅や基本功を求めだす。
ひとまず従ってみよう。