2013年11月11日月曜日

苦手分野の克服

大会の日が迫ってくると、苦手分野に対しての焦りが大きくなってくる。
それをToDoリストに起こしひとつひとつ克服していく。

因みに苦手を克服する方法はひたすら練習しかないと思う。

ただ、注意しているのは苦手を克服するために小さな成功例を積み上げていかなくてはいけないと思っている。
例えば、独立歩。
どんなベテラン選手でもいざ本番になるとバランスを崩している選手をみかける。(私も含めて:汗)

確かに本番では練習時の実力は発揮できない。

話が急に飛ぶが、先日、生徒の前で演武し套路の途中で忘却した理由がようやくわかった。
恥ずかしかったからだ。(笑)
なんというか・・入浴シーンを覗かれているような。
イベントや試合では恥ずかしいなんてこと微塵もないのに、どうして生徒の前だと恥ずかしいんだろう?

まあ、それは良いとして、大会等では恥ずかしさはなく、そのかわり緊張感がある。
何しろ審判に四方八方囲まれた状態で演武するわけだから。
演武中は自分の世界に入っているので目が合うことはないが、早くこの苦境から逃れたいという心境になる。

話を戻すとしよう。(笑)

苦手な技がある場合、私はまず、なぜ苦手なのかその原因を探す。
そして答えが見つかったらその対処法を考える。
対処法が見つかったら今度はそれを100回繰り返す。
こうすると苦手が苦手でなくなり、逆に得意になる。

因みに、100回繰り返す時は何が何でも思いついた対処法で正確に動作を行う。
もし、100回のうち何回か失敗してしまったら、意味がなくなる。
なぜなら失敗すると、それがセルフイメージに刻まれ、その技が出てくるたびに「失敗したらどうしよう?」という内なる声が聞こえてくることになってしまうから。

要するに、成功例を積んでセルフイメージに、「得意」と覚えこませることが大事だと思う。

はっきり言って100回繰り返すのはしんどい。
でも、確実に効果があることが自分でやってみてわかった。

因みに潜在意識とかセルフイメージって、どこにあるんだろう?
脳?胸?腹?
私は心臓近辺だと思う。(別名、中丹田という)
不安を感じたりする部分が胸だからだ。

だから、小さな成功例を数多く積んで“肝に銘じる”という感じだろうか?

ところで残された大きな課題。
剣で発勁動作をすると剣穂が手首に絡む。
単に突くのではなく、えぐりならが突くという動作。
伝統剣ではこの技が頻繁に出てくる。
手首に纏絲勁(回転動作)が入るから、どうしても剣穂がそれにつられ手首にくるんと巻き付いてくる。
うっとおしい。。

長めの剣穂の場合は剣の動きばかりに気をとられていると剣穂が好き放題暴れる。
要するに剣の動きに対し剣穂がどのように動くか把握しなくてはいけないわけだ。

これも練習しかないんだろうな。。