2013年11月29日金曜日

幽体離脱の克服

先日の大会で他の選手といろいろ話していたら、「本番になると気が舞い上がって幽体離脱してしまう」という話で盛り上がってしまった。
何を隠そう私もそうだからだ。(笑)

どうすれば幽体離脱を脱することができるか。(?)

それにしても
先日の大会ではあまりにも凄い選手を目の当たりに、しかもたっぷり見過ぎてしまったためにすっかり自信喪失病にかかってしまっていたが、本日より復活。(笑)

私の性格その一。
落ち込みやすく立ち直りやすい。
まるで子供だ。

今、いくつかの套路を練ってみたが絶好調。
大事なことを忘れていた。
○○から動くこと。

あえて伏せさせていただく。
というより今まで何でもブログに書きすぎた。
今後は自分の中でじっくり温めてそれが立証できてからにしようと思った。

さて、幽体離脱の件だが、前回も書いたように予備勢で、いかにリラックスし集中力を高めることができるか?
これは呼吸しかないと思う。
というより呼吸の効果は絶大だ。

しかし、套路に入ったらどうなる?

私は楊式太極拳の套路を練る時、いつしか呼吸に合わせて動くようになった。
いわゆる気功と同じだ。

引くときに吸い、出す時に吐く。
上げる時に吸い、降ろす時に吐く。
開く時に吸い、閉じる時に吐く。

こんな決まりがあるのかどうかわからないが、いつしかそのように呼吸するようになった。
すると動きそのものが変わってくる。

といいつつ、昨夜ある書籍を開いてみると、全く同じことが書かれていた。
私がやっていたことは合っていたのだ。

太極拳は基本、自然呼吸で動くと言うが、もちろん最初はそれでもいいと思うが、突き詰めようとすればするほど本能的に呼吸と合わせた動きになってくるようだ。
いわゆる深呼吸しながら動くという感じ。

もちろん、吸う、吐くの繰り返し動作では割り切れない技もある。
そういう場合は息継ぎが必要だ。
歌を歌う時や泳ぐときにする息継ぎと同じだ。

さて、呼吸に合わせた動作をするということは常に深呼吸しているわけだから動きながらもリラックス状態を維持できることになる。
いや、リラックスどころか体の全細胞がイキイキとしてくる感覚がある。
この時は幽体離脱どころか、いわゆる内外相合の状態。
意識がしっかり体内に宿った状態で動作とも一致する。

調子がいい時は呼吸に合わせた動きをしているのに、最近不調だと思ったらこの呼吸に合わせた動作をすっかり忘れていた。

次の大会まであと2か月ちょっと。
先日の大会でもそうだが、私が競う相手は自分。
どんな結果であれ、自分で納得の行く演武が出来なければそれは勝利とは言えないと思うから。