当サークルでは準備運動から気功の全工程が終わるまで約40行程の動作を行う。
これを一度に覚えるのは無理だろう。
しかし、英単語を40語覚えようと思ったらさほど難しいことではないと思う。
因みに私は今サークルで行っている気功を3日ぐらいで覚えた。
覚えたというよりレッスン後に忘れないようすかさずノートにとっていたからだ。
教室から自宅まで電車で1時間ほどだったから、ノートをとる時間としては十分だった。
覚えている限りイラストや言葉でノートにビッチリ書き込む。
しかし、同じ教室のある先輩は1年かかっても覚えていないという。
要するに時間の問題ではないということだ。
なぜ私がこれほど意欲的に覚えようとしたかは、その日のレッスンで学んだことはいつでも人に教えられるようにと思って取り組んでいたからだ。
だから基本的にその日先生に習ったことは、翌週、先生の前でやることができた。(内容はともかく:汗)
以前習っていた先生は、私の前ではいつも注意ばかりで褒めてくれたことなど一度もなかったが、陰で私のことを、一度教えたことを次にはしっかりやってくると褒めてくださっていたようだ。
仲間からそう聞いたときは嬉しかったけど、私としては直に褒めて欲しかった。。
例えば旅行先でとてもいい景色に出会ったとする。
私ならすかさず記録として残しておきたいと写真を撮る。
私のレッスンの捉え方はまさにそんな感じ。
いい景色もいいレッスンも同じことで、忘れないようきちんと残しておきたいと思う。
よく言えばマメで、悪くいえばケチなんだと思う。(笑)
私はサークルの会員専用ページに、練習の参考になるようにと、動画やイラスト、その他テキストをいつでも利用できるように無料で配布している。
私自身が今まで習ってきて「こんなのあったらいいな」と思ったことをそのままつくりあげた。
が、資料を増やしすぎないようにしている。
理由は簡単。
資料が多すぎると今やっていることに集中できなくなるし、それに、資料があることで安心してしまい余計に練習しなくなってしまうという現象が起きるからだ。
私がそうだからよくわかる。(笑)
それに動画で学習しようと思っても、細かな部分がわからないし、自分が正しくできているかどうかもわからない。
それを指摘してくれる人もいなければ褒めてくれる人もいない。
独習とは寂しいものなのだ。(笑)
サークルに参加する意味ってなんだろう?
私は習いに来るだけの場ではないと思う。
そこには自分を見てくれる人がいるわけだから。
さて、ここにきてようやく本題に戻るとする。(笑)
どうやって覚えるかだが。
車でも運転している者は道を覚えるが助手席に座っている人は覚えない。
理由は簡単。
覚えようという気がないからだ。(笑)
確かに運転席でも助手席でも目的地に到着することはできる。
大事なのはそのプロセスだ。
その気になりさえすれば覚えるのは簡単。
全部を覚えようとせず、今日はまず準備運動を覚えようとか、今日は気功の体操の最初の3つだけ覚えようとか、区切って覚えようとするのが良い。
資料をつくろうかとも何度も考えたが、私としては「サークルに参加して覚えた」という達成感を得て欲しいと。
私自身がそうだったから、喜びは分かち合わないとね。(笑)