大会当日まであと4日となった。
緊張しているかといえば、どちらかといえばあまり緊張していないかもしれない。
この時期に入ったら、ジタバタしてもテンションが乱れるだけだし
それよりも体に疲れを残さないようにと。
あとは、弱点克服よりも、得意な部分をもっと見せる方法はないかと考える。
多分、今、弱点克服を必死でやろうとすると、余計にハマってしまうような気がする。
当日、ミスが出ないよう神に願うしかないかなと。
ところで、以前、私は戦っているように演武しないとブログに書いたが、
剣で勝負すると決めてからは、剣で何かを切り裂くように動いている自分がいることを発見した。
斬る、突く、えぐる。
誰かと戦っているようだ。(自分の中ではね)
その誰かが最近わかった。
自分だ。
「もっと集中しろ!」と言わんばかりに自分で自分を斬ってるように感じる。
それと、もうひとつ。
煮え切らない切なさのようなものを剣に込めているような感じもする。
その証拠に突く動作がやたら粗っぽい。(苦笑)
最近仲良くなったブレイクダンサーのCさんとまた話が盛り上がってしまった。
「演武する時は形にこだわるのではなく、腹から湧き出すパッションで動くんだと思う」と言うと、彼は深くうなずいていた。
「動こうとする」というより、「動かされる」という感じだろうか。
これは体の柔軟性とか筋力とかではなく、メンタルの世界だと思う。
先日、サークルのイベントで行った公開練習は第一回目にしてはまずまず成功だったと。
なにしろ始まってまだ1年もたたないサークルだし、最初から最後まで息つく暇もなく自分が出ずっぱり。
演武だけではなく、進行やトーク、トラブル時の対処、雰囲気づくり、ビデオ撮影、お客さんとのコミュニケーションなどなど。
様々なことに気を払わなくてはならなかった。
仲間の助けもあり、結果として良いイベントとして終えることができたが、正直なところ大会出場より気が重かった。
自分は指導する立場だし、多少の間違いはご愛嬌ということでも、枠を超えたヘマは出来ない。
なので、その日の自分の演武は完全に守りに入っていた。
いい演武をしようというより、失敗しないように演武しようと。(苦笑)
今まで出会った何人かの先生が生徒の前で演武したがらない理由がなんとなくわかった気がする。(笑)
とまあ、ここまでの話はあくまでも私の中でのこと。
会員さん達はいろいろ手伝ってくれたりしてとても助かったし、演武に関しても始めた頃に比べてとても上達したなと。
なにより皆と一緒に成し遂げたというのがいい。
終わってから皆とランチをし、私はパスタを食べたがいつもの十倍ぐらいおいしく感じた。(笑)
話は戻るが、サークルのイベントと違って、大会は自分との勝負だ。
リーダーとしての責任も問われないし、失敗しても自分だけが悔めば済む。
だからイベントの時のように内にこもって演武するのはやめよう。
守りの演武は気持ちよくない。
失敗しても思いっきり行きたい。
今は本当にそういう気持ちだ。