今日自由練習会で弟子と震脚の反復練習を行った。
本人も気づいていたようだが、
他の会員さんが見ててもやはり音が全然違うという。
「そりゃ、震脚だけでも今まで10000発打ってきたんだから違って当然」と答えたが、
よくよく計算してみたら20000発は打ってることがわかった。
私は今自分が行っている課題に対し苦手をつくりたくない。
苦手は当然いくつも出てくるのだが、それを克服するための練習法をその都度編み出し、克服出来るまで何度でもそれを繰り返す。
三体式だけでも200時間以上はやってきたし、
竜形でブレずに立てるよう、そのための站椿功を60時間行った。
立禅は500時間以上は行ってきたし、
今後もずっと続けていく。
今、毎日平均30分ぐらい走圏(歩く鍛錬)を行っているが、
まず最初の目標は東海道横断。
現在距離にして300㎞ぐらいだから約3/5歩いた計算になる。
そして次に日本横断。
約2700㎞
そして地球一周。
約40000㎞
10年ぐらいはかかるだろうか。
太極拳を始めてから15年になるが、やればやるほど基本功を徹底的にやりたくなる。
新しい套路に興味がわかない。
せいぜい後2~3ぐらい習得したら
その後は徹底的に基本功に時間をかけたい。
新しい套路ばかり追いかけていた頃に比べ
今は断然自分の中に沸々とパワーを感じるようになってきている。
決して人に対して出すことのないパワーを体の中に封じ込めて行く作業が楽しい。
引っ張られる感覚。
沈む感覚。
中から体が熱くなる感覚。
掌が燃えるように熱くなる感覚。
空気に粘りを感じる感覚。
空気と同化するような感覚。
ドラえもんの道具に空気中で泳ぐことのできる道具があったが、
まさにあのような感じ。
単純な鍛錬にこそ、本物を知る鍵があると。