人間は自分の体を自分で治そうとする力がある。
病気や怪我をした時いつも思う事。
ここからが勝負
物心ついたころから小児喘息で闘病生活31年。
その後も決して体は強い方ではなく、しょっちゅう風邪で体調を崩したり
アレルギーを起こしたりしていた。
その私が気功と太極拳によって変わった。
今回の交通事故で、肋骨を骨折し、肺に穴が開き気胸になってしまった。
しかし、5日後の再検査の時には肺の穴は塞がり、
漏れていた空気も吸収されすっかり元の肺に戻っていた。
通常1~3週間かかる気胸がわずか5日で治った。
肋骨骨折は辛かった。
しかし丁度7日目になる今日、骨折による痛みが消えた。
体勢を変えたり、寝たり起きたりする時の痛みがなくなり、
咳やくしゃみ、鼻をかむ時も激痛だったが、それさえもなくなった。
肋骨骨折は通常3週間はかかると言われるが、それが1週間で治った。
私は武術を始めてから、丈夫な体になることが絶対大事だと思ってきた。
そうでなければ武術をやる意味がない。
武術は敵と戦うためだけではなく、自分自身を強くするための行だと思うからだ。
まだ、左大腿骨頸部打撲と血種による痛みが残っているが、
これも早期に治したいと思っている。
今日母から電話があった。
私の怪我をとても心配しているようだった。
その時、滅多に褒めない母が私のことを凄いと言ってくれた。
私の生徒たちのこと。
私のことを心から心配してくれ、
食料などのお見舞い品を届けてくれ、
しかも私がいなくとも、しっかり稽古し、
それをわざわざ報告してくれる。
「あんたは生徒から慕われてるんやなぁ」と。
母から褒めらことなど滅多にないだけに恥ずかしかったが、
嬉しかった。
私はサークルを立ち上げた時から志は変わってない。
私は太極拳の技術だけを教えるだけの講師でもなければインストラクターでもトレーナーでもない。
なんといったら良いのかわからないが、
皆のことを家族のように思ってる。
喜び合ったり、
感動し合ったり、
時にはぶつかりあって辛いこともあるけど
一人一人のことをいつも真剣に考えている。
今まで稽古を一日も休みたくないと思っていたから
決して倒れないと自分の中で誓っていたが、
いざ、こうして、動けなくなった時、
皆が心配してくれ、励ましてくれたり
あらためて良い仲間達に出会え幸せだと思った。
私はまだ自由に動けなくとも
今回のことでたくさんパワーをもらえました。
ありがとう。