その後も徐々に回復に向かっており、
あとは左股関節の痛みだけが残っている。
いずれも動けない今、
今回の出来事を振り返ったり
本を読んだり、
今後のことを考えたり。
今回の事故は何故起きたのか?
ということを考えてみた。
いくつか答えがあがってきた。
ひとつは前回もお話したように、
この事故がなければ私はこの先でもっと大きな事故に巻き込まれていた。
だから災難ではなく私は救われたと思っている。
あと、救急で運ばれてから1週間と2日が経つが
私はサークルを立ち上げてから、こんなに休んだことがない。
休んでもせいぜい1日。
今まで心身共に溜まっていた疲れがすっかり癒え、
今までにないやる気がふつふつと湧き出している。
この身体的な事故が起きるまで心の事故続きだった。
私が大切に思い、そしてその人の将来を楽しみにしていた人から
次々と退会届が私の手元に届いた。
一人二人ならまだしも、この2か月間で6人。
自然退会ではなく退会届が送られてきた。
もちろん覚悟はしていた。
実は私は過去事業で500人のビジネスパートナーに一斉に辞められたことがある。
理由はそのグループリーダーの急な意欲喪失。
残念でならなかったし、売上的にも大打撃だった。
いずれも今回の退会者の続出はそれに比べればかすり傷。
その後は月収50万から数万円へ。
無論生活できるわけもなく
サラ金にまで手を出さなくてはならないまでに陥った。
時間問わず容赦なく取り立ての電話が鳴り響く毎日。
私はそれ以来電話の着信音が完全トラウマになってしまった。
事業が破綻し首を括る者もいるだろうが、私はそう簡単に諦めない。
その後また一からグループを作り直した。
ひとりひとり誠意をもって声をかけていった。
すると今度は誠実な人ばかりが集まり始めた。
売上はどんどん上がり、グループ人数こそ少なかったが、意欲的なパートナーが増え
売上も急上昇。
その後、破綻前よりも収入が増え月収70万円に。
実は私の事業意欲は交通事故から始まった。
交通事故は本当に怖いし後々まで心の痛みが残る。
幸いにも死者が出なかったが、それでさえも奇跡。
一度死にかけた者は強いというが、それは本当だった。
私のその交通事故から1年ほどで、最初の事業に成功した。
今度の交通事故も実はある程度予期していた。
辛いことが続くと更に辛いことが起きる。
何度も経験してきた。
しかしピンチはチャンス。
今後、会はもっともっと素晴らしくなるというビジョンが見える。
それとあともう一つ。
武術に対する考えが少し変わった。
いや目標はなにも変わっていないのだが
今行っている武術に対する捉え方が変わった。
本当に武術が誕生した理由が解った気がした。
それは今まで何度となく唱えてきたことだが、
「つながること」
これが私の最終目的。
最近ネット環境もどんどん進化して、
クラウドや、それを共有できるコンテンツも出始めている。
化学は目に見えないものを解明しようとしているが、
化学はようやく神の域に近づき始めた・・
いや、言い換えれば、同じ方向に向かおうとしていることがわかる。
人間はインターネットによって全世界がつながった。
わからないことがあればウィキペディアで調べればすぐにわかる。
しかし、インターネットが発明される前から人類は皆繋がっていたのだ。
何百年、何千年も前から。
ウィキペディアがなくとも、人間は全人類の知性を手に入れることができる。
別に信じなくてもいい。
少なくとも私はそれを経験してるし、
世の中のしくみが全て理解でき、そして未来に起きることすら予知できた。
雨が降ると思うと降りだし、止むと思えば止む。
高速で料金を支払おうと思ったら、きっちりその小銭が料金分だったり、
時計や距離メーターを見るといつもぞろ目。
ぞろ目以外の時は見ないのに、なぜぞろ目の時だけ見るのか?
欲しいと思えば、数日中に一銭も使わず手に入ってしまう。
不思議なのは私がそれを欲しいと絶対知らない人からそれが届けられる。
相手が話す前から話すことがわかる。
だから相手がどんなにビックリするようなことを言っても驚かない。
初対面なのに合う人全てが懐かしいと思ったり・・
相手は自分で自分は相手という感覚。
こんなことが連続して起きるものだから、毎日が鳥肌立ちっぱなしだった。
とにかく話つくせないほど不思議な体験を今まで何度もしてきた。
話が長くなってしまったが、私は今後も太極拳も形意拳も八卦掌もやっていくが、
どの流派も気功を重視して行こうと思う。
これら内家拳はすべて気功を元として生まれた流派であり、
気功なくしてこれらの武術は成り立たない。
それでも、力とテクニックで武術をしようとする方もおられるようだが、
それはそれで人それぞれ捉え方が違うのは当たり前のことだし、
私は私の思う内家拳を極めて行こうと思う。
皆が幸せになれる武術。
人生をもっと楽しく、
そしてもっと幸せになれるということを証明しながら実践していきたい。
そんなことをこの9日間考えていた。
私に何ができるか?
出来ることから始めて行こう。