会のQ&Aコーナーにも書いてるが、
間違えないで覚えようとするより、間違えて覚えたほうがさらによく覚えるということを私は今までに何度も経験してきた。
間違えて覚えると悪い癖がつくから直すのが大変だとよく言われるが、
本当だろうか?
その気になれば1秒で直すこともできる。
因みに楊式太極拳と陳式太極拳では手の方向が逆になることが多い。
だから、いつもの癖でやるとついつい逆になってしまう。
しかし、何度か反復練習するとすぐに慣れるし間違えなくなる。
楊式太極拳は10年やってきているわけだから、体に染みついている。
いわゆるこれを悪い癖だと見立てたとしても、陳式で手が逆になってもすぐに覚えることができるということだ。
いや、むしろ逆だから緊張感が生じ、間違えないでやることができるともいえる。
車にしてもぶつけないように運転している人ほどビクビクしながら運転し、なかなか上達しない。
しかし、縁石にこすったり、電柱にぶつけてしまったり、そんな経験のある人のほうが同じミスをしなくなるし、体で覚えていく。
実際10年来の癖を1秒で直した経験はいくらでもある。
だから、「心配するな」ということだ。
間違ってもいいからどんどん練習する。
そしてサークルに来てもらえば、間違っているところを指摘する。
そして、「あ!そうだったのか!」となる。
この「あ!」となることが脳に強くインプットされるんだろうと思う。
因みに私は本当に覚えが悪い。
今通ってる大阪の教室でも、一番覚えが悪い。
老師に「すいません・・もう一度ゆっくりお願いできますか。。」と申し訳なさそうにお願いすると
老師は優しく丁寧に教えてくださる。
そして、他の生徒さんは先にすすむことができず待たされることになる。
とんだ迷惑野郎だ。(笑)
しかも、それなのに私は人に教えている。
これだけはハッキリ言えることだが、
私は覚えが悪い人の気持ちが人一倍わかる!(笑)