2013年4月9日火曜日

楊式太極拳を選んだ理由 その3

伝統拳から入った私は、フォーム重視の制定拳に少々戸惑いを感じていましたが、確かに見た目は美しい。
気持ちよさそうに見えるというより、きれいに整っているという感じです。
だから整えないとダメなわけです。

そのためにストレッチ、筋トレをたっぷりやらされ、それに歩形や歩法、各種技もひとつひとつ丁寧に教えて頂いた。

ただ、私はどちらかというと丸暗記が苦手な感覚人間なので、苦労しました。
何度も何度も同じことを指摘され、幾度叱られたことか。(汗)

丸暗記が得意な左脳系の人は制定拳の方が向いてると思います。
右脳系の感覚人間はやっぱり伝統拳でしょう。

結局いつまでたっても、制定拳にハマりきれず、常にギャップを感じていましたが、乗りかかった船、ひとまず納得行くまで頑張ってみようと。

それで、24式太極拳、総合太極拳、42式太極剣、長拳、剣術、功夫扇、
いろいろ学びました。

特に長拳に関しては剛拳や外家拳といわれる武術ですから、もはや太極拳ではありません。
わずか1分か2分の型なのに、やり終わった後は心臓が飛び出さんばかりに高鳴りし、激しい息切れを起こしていました。
これがもし実戦なら、1~2分でやられてしまうことに・・

まあ、それでも練習の成果もあり、そこそこ演武できるようになっていました。

が、しかし、やっぱり伝統拳の気持ち良さが忘れられず、結局2年ちょっとで見切りをつけ、伝統拳の師を探す旅に出ることになりました。

(続く)