2013年4月30日火曜日

形意拳のおさらい

自分の形意拳が最近おかしい。
形意拳といっても今習っているのは基本となる五行拳なのだが。

初めて2~3か月ぐらいの頃が一番良かったように思える。
細かな手の位置や転身の時のスムーズさなどは1年経った今の方が良いと思うのだが、問題は跟歩(こんぽ)だ。

一番最初、無駄に足を地面に叩きつけ音を鳴らしていたが、それは違うとすぐに先生と先輩に指摘された。
いわゆる震脚(しんきゃく)ではないのだ。
そもそも「跟」の意味が「ついていく」「一緒に行く」という意味だから。

だから、地面に足を叩きつけるのではなく、実際はついてくるだけだから、体重の重さだけで落ちるだけ。

前足は滑り出すように、後ろ足は体重だけで落ちるように。
その時に三体式(さんたいしき)のフォームになっていなければならない。
動くと結構フォームが崩れてしまう。

いずれもやればやるほど、跟歩が怪しくなる。
その証拠にやり終えた後の疲労度が激しい。
疲労度が小さく長時間戦えるのが内家拳の特徴なのに、数分~数十分程度の形意拳の練習で疲れていては意味がないし、何か自分に問題がある証拠だ。

恐らく踵から着地し、やはり無駄に足を地面に打ちつけているのだろう。
踵からドスンと落とせば腰に響き、腰痛の原因になってしまう。
これだと不健康な形意拳になってしまう。

健康的な形意拳とは?(笑)
跟歩は踵から着地するのではなく足裏全体で着地するのだと先輩から教わった。
きっとそれがおかしくなってきてるんだろうな。

仲間達に「いい音してますね」と言われるからついついいい音を出そうとしていたのかもしれない。
そういえば形意拳は打楽器ではなく拳法なのだった。(笑)