私は、表演系なのか、武道系なのかどっちなんだろう?
多分、7:3ぐらいで表演系だと思う。
20代の頃はずっと音楽活動をして、それに当時ダンスへの憧れも強かった。
特にフラッシュダンスに始まるジャズダンスとマイケル・ジャクソンによるブレイクダンスは衝撃だった。
が、音楽活動一本やりの私は残念ながらダンスを習う余裕がなかった。
一方、武道への関心もないではないが、自分がアーティスト系だと考えるとどうもあの男臭い取っ組み合いが苦手だ。
そもそも暴力が嫌いだし、戦争も大嫌い。
が、常に平和が続くわけでもないと思っている。
第二次大戦後の日本はずっと平和が続いているが、その半面で凶悪な殺人事件が増えている。
いつどんな災難に見舞われるかわからないし、いつかは戦わなければならない日が来るのかもしれない。
だから、それに備えて力をつけておくことは大事だと思っている。
そもそも太極拳は戦うための武術ではなく守るための武術だと最初に教わった。
だから災難に見舞われたら一目散に逃げ、逃げ切れなかった際、最後の手段として使うものだと。
ジャッキーチェンを見ていても、いきなり戦わずまず逃げてますよね?(笑)
話は戻るが、私が最初に習っていた教室で、ある女性の先輩からこう言われた。
「あなたのはダンスみたい」と。
私は、この言葉にしばし至福感を感じてしまったのだから、やはり7:3ぐらいで表演系なんだろう。(笑)
なので、今後も表演会や競技会等には積極的に参加したいと考えているし、
同時に、推手や散手などを通して戦術としての太極拳も学んで行きたいと思っている。
性格が欲張りなんでしょうね。
どんなに美しい演武が出来ても実戦に役立たないのであればつまらないし、
逆に、どんなに強くても無骨なのは嫌だ。
目指すは、強く美しくです。(笑)