以前、三重で習っていた教室で、先生がいつも呪文のように言う言葉だった。
でも、残念ながらその具体的な説明はなかった。
かたひじてくび?
いったい何をどうすればいいのかと。
それが最近になってようやくわかってきた。(いつも気づくのが遅いです)
それは、肩-肘-手首の順番に動かすということなのだと。
昔流行ったスネークダンスのように、にょろにょろと。
まあ、それはちょっと極端にしても、実際その順番に関節を動かしていくといいますか、
丹田から湧き出た気がその順番で流れていくというのが本来の意味であることがわかりました。
消防車のホースに水を通すと、ヘニョヘニョのホースがピーンとまっすぐになるが、ああいう感じなんでしょうね。
筋力じゃなく、気が通ることで手が伸びてくる。
そして掌や指先から頸を発射するという。
だから、実際には、腹-胸-肩-肘-手首-指-空間 というのが全てのルートなのだろう。
もっといえば、腹=丹田で、その丹田はいわば原子炉のようなもので、それに必要なパワーを大地から足裏を通して汲み上げてくる。
まるで植物ですね。
スネークダンスも、自分の手や体の中に蛇がいるような感覚で踊るが、太極拳もそういう意味では共通点があるように思う。
いずれも、肩から指まで計6か所しか関節がないのに、まるで関節がないかのようににょろにょろ見えるのは本当に不思議だ。
人間ってすごいですね。
道具を使わなくたって、不思議な動きや芸術的な動きが出来、しかも天と地のエネルギーを体内に取り込みそれを頸に変換することで威力を発することが出来るのだから。