2017年6月25日日曜日

気を感じる方法

なかなか気を感じることができない。

そんな方に、手っ取り早い方法がある。
気を感じるというより、気の疑似体験という感じだろうか。

方法は簡単。

両掌を向い合わせ、思いっきりパン!と叩く。
その後、手の平を強く擦り合わす。
手の平が熱くなってきたら、両手をゆっくり開き
ハンドボールぐらいの大きさのボールを抱えるようにする。
その後、ゆっくり手の平を開いたり閉じたりする。

これを「開合」という。

どうだろう?

手の平がぴりぴりし、手中に粘っこい感覚が得られないだろうか?
磁石が引き合うような反発しあうような、その入り交ざったような感覚。

今、手を叩き強く擦り合わしたが
気功を続けて行くと、これをしなくとも同じ感覚が得られるようになる。
この際、全身を十分ゆるめ、意識を手に送る。
そうすると手に気が集まり、よりいっそう感じやすくなる。

太極拳には様々な流派があるが、その中でも孫式太極拳は面白い。
套路の中にこの開合が頻繁に出てくる。
気功と形意拳と太極拳の融合という感じだろうか。

要するに技を使う前に気を練って
その気を使って技を掛けるということになる。

私が太極拳を始めたばかりの頃、
この手を叩いて擦る方法で気の疑似体験が出来たが、
今は逆。
これをするとかえって気を感じなくなってしまった。

完全に脱力して、手を開いたり閉じたりするほうがよほど感じる。

いずれも、気がどんな感覚なのか知る方法にはなる。
一度やってみよう。